ドイツの履歴書、どれで書く?
海外の履歴書事情は写真はつけないとか、既婚か独身かなんて聞くのはもってのほか!とよく言われていますが、国によってまちまちです。
ドイツではそれらは普通に聞かれますし、写真もばっちり撮れるよう、専用のスタジオだってあります。ちなみに1枚5000円~1万円くらい…。高。
今回は私が就活の際どのような履歴を作って、転職の際どのように修正したのかシェアしたいと思います。
まずはそもそもどのプログラムを使うか、という問題があります。
手書き文化があるのは日本だけじゃないでしょうか…。
ワード
履歴書といえばワードでの作成が一番スタンダードです。
見たまま編集できるのが簡単ですよね。一度ある程度形を決めたら、転職するときなどに編集するのも楽です。
ワード用の履歴書テンプレートがあるので、それをダウンロードして好きなように編集して使うのが手っ取り早いでしょう。
最近はこんな感じのスタイリッシュな履歴書を作ることもできます。
難点があるとすれば、いろいろと自分でカスタマイズしていくと行間や改行がズレていって、理想とかけ離れたものができあがってしまうことです。
自分がアピールしたいポイントを押さえて、それらに合って且つ編集余裕のあるテンプレを選ぶといいですね。
エクセル
ワードよりエクセル派!という人は一定数いると思います。
表に特価したプログラムで作ると、簡単にすっきりとまとめられます。
特に日本特有の履歴書はエクセルで表を作って中身を埋めていくように作ると思います。日系の会社へ就職する際も、たいてい日英独の履歴書を作る必要があるので、日本式の履歴書はエクセルで作成するのが良いと思います。
実際に私もエクセルで日本式の履歴書を作りました。
海外用の履歴書テンプレはワードと比べると少ないですが、以下のものがあります。
LaTeX
LaTeXとは文書編集に特化したプログラムで、仕上がりがめちゃくちゃきれいになります。自由度はワードとは比べ物になりません。
さらに一旦プログラムされると、文書の更新もより簡単に行えます。
芸術系卒でちょっと周りと差をつけたいとか、かっこよくてプロっぽい仕上がりにしたいとか、という人には特におすすめです。色からフォントから何でも好きにカスタムできます。
パソコンにそこそこ詳しく、HTMLくらいは書けますという人はLaTeXも簡単にマスターできると思います。
理系の人は論文を書くのに使ったことがあるかもしれません。私はがっつり文系ですが、修士論文だけはLaTeXで仕上げました。Citaviという、参考文献を簡単に明記できる論文編集用のプログラムをLaTeXと併用して使うことで、煩雑な文献参照の処理を楽に行うことができます。参考文献一の覧ページも自動生成されるので見落とすことはまずありません。
私は独学でちょっと触ったことある程度のプログラミング初心者ですが、必要な命令は少ないし、テンプレートもネットにあるので苦労せずに書けました。
テンプレは英語で「latex curriculum vitae」や「latex resume」と検索するとダウンロードできます。
ある程度仕組みと命令を学んだあとは、テンプレに沿って自分の履歴を入力していきます。
もっとこうしたい!と思うことがあれば英語でキーワード検索するとほぼ100%、ほしかった命令を見つけられるので、自分の思った通りの理想の履歴書を完成させることができます。
就活用の写真もちろん挿入できますし、履歴書が切りの良いページで終わるように写真の大きさや行間も細かく調節できます。
比較
最後に、プログラムによってどんな差があるのか見てみましょう。
ワード
エクセル
できるだけ色とスタイルが似たものを探してみましたが、どれもスタイリッシュでかっこいいですね。テンプレとテクニックさえあれば優劣の差はありません。
自分にあったプログラムで理想の履歴書を作ってみてください。
次回は履歴書の内容であるアピールしたいポイントを新卒用と転職用、企業別に見ていきたいと思います。